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ハタヨガとはどんなヨガですか?

ハタヨガはポーズと呼吸が中心の伝統的なヨガです

ハタヨガは、ポーズ(身体的な姿勢や動作)を正しい呼吸法に合わせて行い、精神面のバランスも整えることを目的にしたヨガスタイルです。

現代のヨガで、身体を動かすもののほとんどはハタヨガを基礎としています。

ヨガを基本から学びたいと考えておられる方は、ハタヨガからはじめてみてはいかがでしょうか。

ハタヨガはポーズと呼吸が中心の伝統的なヨガです

ハタヨガの特徴

ヨガで用いられる言葉にサンスクリット語という古代インドの言語があり、サンスクリット語で「ハ」は太陽、「タ」は月、「ヨガ」は結ぶという意味を持っています。

太陽と月、陰と陽、心と体のように対として存在するものを結び、調和させることを目的にしています。

対となる2つのエネルギーをコントロールして、過剰にどちらかに偏らない状態を目指していきます。

ハタヨガは、ポーズと呼吸法に重点を置いているため、運動量が多めで集中力や体への意識が高められます。たくさん体を動かしたい方や集中力を高めたい方におすすめのヨガです。

効果やメリット

ハタヨガを行うことで多くの得られるものがありますが、今回は5つの効果をご紹介します。

ほどよく筋肉をつける

ポーズを行うことで筋肉や骨格、内臓などが本来の位置で正常な働きができるように調整されていきます。

ハタヨガは運動量が多くとれるため、ほどよく筋肉をつけやすくなると考えられます。

柔軟性の向上

ゆっくりとした動きで、体全体の筋肉を使うアプローチです。

日常生活では使わないような多くの筋肉にも刺激が入り、柔軟性の向上が期待できます。

私たちの筋肉は使わなければドンドン固くなってしまい、動きや血流までも鈍くなってしまうため、柔軟性を取り戻すことは大切です。

血圧の安定

ヨガと深呼吸を組み合わせた運動を行った集団は、行わなかった集団に比べて、心拍数や血圧値が安定して健康度の上昇につながったとの研究結果も発表されています。

激しい運動では、心拍数や血圧が急上昇しやすくなりますが、ハタヨガはゆっくりと確実に体を動かしていくため血圧を安定させることが可能となります。

リラックス

呼吸を意識してポーズを行うことでリラックスを感じやすくなります。

腹式呼吸によって、リラックスさせる働きの副交感神経にアプローチしていきます。

リラックスすることで、ストレス解消効果が期待でき、精神面でも健康度の向上を目指していきます。

ハタヨガで深いリラックス効果が期待できます

自律神経を整える

交感神経と副交感神経のバランスは、日常生活やストレスで乱れやすくなります。

この2つの神経は、自律神経と呼ばれ私たちの背骨をとおり体全体に張り巡らされているため、深い呼吸をして背骨に意識を向けることで背骨周辺の自律神経が整う効果があると考えられています。

ハタヨガのポーズ

ヨガで行う動作や姿勢は「~アサナ」と名付けられています。

ヨガの伝統的な考えでは、アサナは単にエクササイズではなく意識やリラクゼーション・集中力や瞑想を高めるために肉体をあるポジションに位置させることと伝えられています。

ヨガを継承してきた人たちは、経験を通してアサナ(ポーズ)が肉体や精神に、どのように作用するかを理解してきました。

前屈のアサナ

背中を緩め、吐く息と結びついている前屈のアサナは、背中の筋肉をしなやかに強化し、腹部の器官を圧迫・マッサージする効果や、脚の筋肉や腱を伸ばすために重要な動きです。

脚の裏側や臀部のストレッチができます

後屈のアサナ

コブラのポーズや弓のポーズなどの、胸を広げ、吸う息を促す後屈のアサナは、腹部の筋肉をストレッチし、背骨をコントロールしている筋肉を調整し強化するのに役立ちます。

バランスのとれた中で、前屈や後屈のアサナを行うことにより、姿勢や筋肉・神経の不均衡を矯正することが可能となります。

後屈のポーズで身体の前面をストレッチ

背骨をねじるアサナ

背骨や胴全体をねじることにより筋肉の運動になり、脊柱をより柔軟にして背骨の神経にアプローチします。

おへそ周辺の流れを促進し、内臓器官に栄養を与えることで不調緩和や組織の若返り効果が期待できます。

逆転のアサナ

体にかかる重力の働きを逆にするアサナは、心身ともにリフレッシュさせて活力アップすることで、健康を促進し、不安やストレスの軽減効果が期待できます。

逆転のアサナは脳への血液の流れを促進する一方、頭や首に不調がある方や妊娠中・生理中は行わないなどの注意が必要です。

バランスのアサナ

片足立ちや臀部を床につけてバランスをとるアサナは、動きに合わせてどのように体をコントロールするかを司る脳中枢である小脳へのアプローチが可能です。

バランスのアサナは、筋肉の協応性や姿勢を改善し、集中力を高めていく効果が期待できます。

ヨガで健康な身体づくり

パワンムクタアサナ

極めて古典的なハタヨガとして、パワン(氣)、ムクタ(解放)、アサナ(ポーズ)という私たちの内のエネルギーの自由な流れを妨げるものを取り除くポーズも行われます。

抗リウマチグループ

身体の関節を緩めることを目的としており、関節炎や高血圧・心臓病・その他の原因により衰弱していて激しい運動をお勧めできない方にも取り組んでいただけます。

足・脚・股関節まわりや手・腕・肩まわりと首をゆっくりと動かしていきます。

体の動きを意識することや、個々の動きを呼吸に合わせていきます。

消化・腹部のグループ

消化器官の強化に関連しています。

消化不良や便秘、胃酸過多、ガスが溜まりやすい人、食欲不振、糖尿病、生殖器官の不調、食道の不具合などに効果的と考えられます。

抗リウマチグループに比べると身体的な負担もあるため、短い休息もとりながら決して無理をしないように行います。

エネルギーの流れを向上させるグループ

このグループはしっかりと体を動かすアサナであるため、健康で運動をされている方はすぐ始めることができますが、そうでない方は経験のあるヨガインストラクターの指導を受けるようにしてください。

また、重症な病気がある方は医師に相談してください。

その他のアサナ

「太陽礼拝」や「月礼拝」など幾つかのポーズを繋いで行う方法や、目のためのポーズ、リラックスのためのポーズ、瞑想のためのポーズなど、ハタヨガの方法は多岐に渡ります。

ヨガの歴史

数千年前にインドや様々な地域から始まったとされるヨガは、健康に生きるための科学であり、日常の生活に取り入れるものとして、現代にまで引き継がれています。

ヨガはより良く生きるための科学

元々は「禁戒」や「自己鍛錬」など瞑想から始まる内容でしたが、より多くの人が取り組めるようにポーズと呼吸の肉体的なものから始めるようになったともいわれています。

現在、ハタヨガの多くはポーズを活用したエクササイズとして取り組まれていますが、精神や思考が安定した後は、どのように人生の在り方を確立すればよいかの手助けとなる可能性を持っています。

まとめ

ハタヨガは、基本的なポーズと呼吸法を身につけることができるので、これからヨガを学びたい方におすすめです。

比較的はげしい動きを必要としないため、初心者の方にも親しんでいただけるでしょう。

また、自分のペースで行えることから、年齢や体調、柔軟性に関わらず、多くの方々に健康促進のためのエクササイズとして取り組んでいただけます。

是非、ハタヨガを日常的な運動として取り入れ、健康な生活を手に入れましょう。

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この記事の監修者

美ボディクラブ紬 代表 磯崎盛彦

美ボディクラブ紬・共同代表 磯崎 盛彦

滋賀県大津市と高島市にあるヨガ・ピラティススタジオ『美ボディクラブ紬』の代表兼インストラクター、インド政府公認YAIヨガマスター、FTPマットピラティス(アドバンス)をはじめ、シルクサスペンションなど運動に関わる資格を多数保有。健康を目指す専門家として多くの分野で活躍中。